プリモピアノ教室(用賀駅・上野毛駅)のブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
サッカー⚽️の後でもピアノに頑張って通うHくん
昨年体験レッスンにいらしたHくん(小2)のレッスンが、
年明けから始まりました。
「よろしくお願いします!」
レッスン前のご挨拶もはっきりした口調で礼儀正しいHくん👍
Hくんはレッスンブログでも登場したAくんのお兄さんで、
ピアノは年中さんから始めてずっと習っていらしたとのこと。
Aくんが通われる様になって暫くした頃、
Hくんも体験レッスンを受けに来てくださって
ご縁があって1月から通われることになりました。
ご希望の曜日が4月から開講予定でしたのでそれまでは「サッカーの後のお時間帯」という、
この上なくタフなタイムスケジュールで凌ぐことに😰
(Hくん、ごめんなさいね🙏)
その様な訳でサッカーで体力を消耗した後、
冷たい外気の所から暖かいピアノ室に入ると体や神経がリラックスして、
「ああ、先生の声がだんだん遠のいて…」なんて普通はそうなりますよね😆
Hくんも時々そんなこともありましたが(私などはバレエからの帰りの電車では、
たった6駅間の田園都市線で毎回爆睡ですから😅)、
そこはHくんの偉いところ。
眠気打破エクササイズ(⁉️)を交えながら
何とか集中してレッスンを受けようとする態度はとても小学2年生とは思えません👍
弾き方を修正しましょう♪
教室に通うようになられて1か月が経ったこの日は、
「弾き方の癖を直す」ことに着手しました。
Hくんはピアノ歴もお有りなので楽譜も読めますし曲想も理解出来て、
ピアノを弾くことが好きでいらしたと思います。
それが故に弾きたい気持ちが(弾き方の基礎を身につけるよりも)
先行してしまった印象があります。
ですがやはり基本は非常に大切です。
正しい弾き方には無駄な動きがありません。
スポーツに例えると分かりやすいかと思います。
本来の動きを邪魔するような余分な動きが加わることで、
パフォーマンスが下がったり、最悪な場合は怪我に繋がることもあります。
そこで私は親御さんにHくんの現状をお話しして、
今後彼がより楽しくピアノに取り組んで上達出来るように
体験レッスンの時から気になっていた「弾き方の癖を直す」
ということを提案してみました。
「直す」と言ってもお時間のかかる、中々大変な作業であることもお伝えして
親御さんのお考えを伺ったところ、
「直してください。時間がかかるということは分かりました。」
と理解を示してくださいました。
このことは本当に嬉しく、私に対する信頼のお言葉に
何としてもお応えしたいと強く思いました。
レッスンは導入で使う「バーナム」という教材から始まりました。
四分音符のスケール(音階)と八分音符のスケールのシンプルなものですが、
八分音符になった途端に手首が極端に下がって、曲がるはずの指関節が伸びきって
バタバタと切羽詰まった様に指を動かしています。
これはよく見られる弾き方で、真面目なお子さんほど
「あ!八分音符だから速く弾かなくちゃ!!」と、
手を力ませて一生懸命に指を動かそうとするのです😭
「弾き方の癖を直す」というのは中々大変な作業です。
なので取り掛かるタイミングを伺っていました👀
小学2年生のお子さんとはいえお一人の人間。
「今までやってこられたことを一旦白紙に戻してやり直す」
ということをこれから行う訳ですからきちんとご本人に分かる様に説明をして、
納得していただく必要があります。(インフォームドコンセントですね)
何故ならこれは非常に根気が要る作業だからです。
ご本人が意思を持って取り組まなければ達成は不可能です。
Hくんには何故修正が必要なのか?そのことをするとどんな良いことがあるのか?
を実際に私が弾いて説明しながら見たり聴いたりして、
弾き方の違いによるピアノの音色や見た目(のカッコ良さ)の違いを理解して、
納得していただいた後に弾き方のレクチャーに入りました。
正しい手の形、正しい指関節の形、手の中や手首、腕や肩の脱力、指先の感覚。
1オクターヴの往復に一音一音ゆっくり弾いて打鍵する指が移る度に、
確認しながらHくん自身ので正しい弾き方の感覚を掴んでいただきます。
ゆっくり丁寧に一音ずつ弾きながら正しく弾けている時は
「そうね、良いわよ!」「その調子!」と。
癖が出てくると「お指の先をしっかり曲げて。」「手首が下がりすぎよ。」
などと注意喚起したり、肩を触って肩が上がってしまっている自覚を促します。
正しい弾き方は何が違うのでしょう?
10分ほど経った頃でしょうか。
初めの弾き方とは見違えるほど良くなったHくんのスケール✨
動画に撮ってご本人にみていただきました。
「今までの弾き方と比べてどこか変わったかしら?」
「指がちゃんと曲がっている✌️」
「弾いている時の感じはどうだった?」
「今までより弾きやすかった!😊」
「無駄な力が入らずにお指の先にちゃんと腕の重みが載っているから
音がきれいに響いて粒が揃う様になったわね。」
「うん😊」
「今弾いたこの弾き方を忘れないで、お家でも思い出しながら練習してね。」
「はい!」(お返事もとても良いです)
単純で地味なスケールですがHくんは集中力を切らすことなく、
私が発する言葉に耳を傾けながら一生懸命に取り組んでくれました。
「弾き方の癖を直す」のはお時間がかかりますが、
根気強く取り組んでいけば必ず正しい弾き方は身に付きます。
弾き方を修正できたら更なる飛躍が期待できます❣️
一緒に頑張りましょう😊
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
プリモピアノ教室にご興味のある方、
どうぞ無料体験レッスンにいらしてください♪