プリモピアノ教室(用賀駅、上野毛駅)のブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

先月のことになりますが2学期が始まって9月第2週目のレッスンの日、

小学2年生のSちゃんが「今週は計画的に練習できたよ!」と

晴々とした様子でピアノの前に座りました。

「計画を立てて練習したの?」

「うん、先週はなんかあんまり上手く弾けなかったから…っていうか、

あんまり練習ができていなかったっていうか。」

確かに、いつもは全曲殆んど合格を貰うSちゃんにしては珍しく

前回は翌週に持ち越してしまったものが2曲ありました。

けれどもまだ低学年ですし夏休み明けの最初の1週間は、

学校の元のペースに慣れることが最優先です。

なのでレクチャーの後に「来週もう1回聴かせてね。」とやんわり伝えただけでした。

「計画は自分で立てたの?」

「ううん、ママと一緒に考えた。ドレミで歌う回数とか、片手の練習の回数とか。」

「ノートに書いてあるメニューの回数でなくて?」

「上手く出来ない日は5回に(増や)してみたりとか。聴いてもらったりして。」

「そうなのね〜それでどうだった?」

「今日は一応全部ちゃんと弾けると思う😄」

「そう、それは楽しみだわ♪」

Sちゃんはいつもの様に譜面を前に頭の中で色々と確認をすると、

大きく深呼吸して弾き始めました。

落ち着いて弾く様子から、自分で納得のいく練習が出来たことが伺えます。

前回のレッスンでは上手く弾けなかった箇所も難なくクリア。

練習を重ねたことで全体に余裕が出て、自ら音楽を楽しんでいる姿を見て、

私の方がほっこりしてしまいます。

弾き終わると上手く弾けた嬉しさを押さえた様な顔で私の方を見るSちゃん。

「上手に弾けたわね!1週間でとても良くなったわよ👏

先週の注意されたところも全部気をつけて練習したわね。はい、合格です!👍」

「やった〜〜〜❣️」

押さえていた嬉しさが爆発😍

そんな調子で課題で出された曲全てに合格をもらったSちゃんは、

合格スタンプ表に一つ一つ丁寧にスタンプを押していました😊

 

Sちゃんは1年生だった去年の年末に入会されて、

初めてピアノを習い始めました。

初めの何か月かは、レッスンで弾き始めるまでにとてもお時間を要していました。

譜面を前に自宅での練習を思い出しているのでしょうか。

緊張した面持ちで、全部もう一度頭の中で確認をしてから弾き始めるのです。

一つ一つ理解をして、納得しながら少しずつ前に進むタイプの生徒さん…

それが当時の私の中での彼女の印象でした。

集中しているSちゃんの真剣な眼差しから私は余計な言葉をかけることなく、

彼女自身が納得して弾き始めるのを毎回横でじっと待っていました。

ある時から「この音、よく違う音を弾いちゃうんだよね〜」、

「ここのところが上手くいかない〜」という言葉が出始めました。

「あら、どこが上手く弾けないのかを分かっているなんて、

もう半分成功している様なものよ!」

「え?」

「自分がどこが出来ないかが分からないことが多いのよ。」

「そうなの?」

「そうなのよ。だからSちゃんみたいに出来ないところが分かっていれば、

そこを練習すれば上手に弾ける様になるのよ。」

「へえ〜、そっか〜🤔」

それから多少の波はあるものの、概ね毎週課題は合格する様になりました。

発表会ではピアノ歴7か月にもかかわらず、

真摯に練習に向き合った素晴らしい演奏を披露してくれました。

そんなSちゃんの9月最初のレッスンでのピアノは、

彼女にとって満足のいく内容でなかったのでしょう。

帰宅されてその原因(練習不足)を自覚して、解決策(練習の計画)を見出して、

この1週間実践したのでした。

このSちゃんの行動には正直なところ驚きましたが、

同時に嬉しさでいっぱいでした。

またしてもお子さんの計り知れない伸びしろを目の当たりにした瞬間です✨

そしてこの「計画的な練習」をサポートしてくださっていたのは、

Sちゃんが頼りにしているお母様ですが、

良好な関係性は普段のお二人の様子からよく分かります。

これからのSちゃんの成長が楽しみです😊

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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